御嶽山、火口内の圧力上昇か 同規模の噴火恐れも…[2014/09/30 17:49]

 29日の夜から再び活発になっている御嶽山の火山活動について、気象庁は、火口内の圧力が高まっている可能性があるとの見解を示しました。

 気象庁によりますと、御嶽山の火山性微動は噴火の11分前から始まり、噴火した後は次第に弱まる傾向にありましたが、29日の夜から活発になっています。30日の未明に一時的に収まったものの、午前6時すぎからは再び活発な状態に戻っています。この状況について、気象庁は、火山活動による小さな揺れを示す「振幅」の数値が大きくなっているほか、噴火で生じる空気の振動「空振」の値が増えているとの分析結果を公表しました。また、噴火活動で火口周辺の岩石が崩れ、噴煙などの通り道にふたがされた状態になり、内部の圧力が高くなっている可能性もあるとみています。気象庁は、活発な火山活動が依然として続いているとみていて、今後も同じ規模の噴火が起こる恐れがあるとして、警戒を呼び掛けています。

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