御嶽山噴火 午前6時すぎから捜索再開[2014/10/01 05:51]

 火山活動が活発化し、中断している御嶽山の救助活動は、1日午前6時すぎから再開されることが決まりました。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 御嶽山の長野側南東に位置する5合目のスキー場です。御嶽山周辺の天候は曇りです。噴煙の様子ですが、登山口のある7合目より上に雲があり、うかがうことができません。ただ、雲そのものは東に進んでいます。御嶽山周辺は、噴火以降、おおむね晴天が続いていたんですが、夜間、雨が少し降りました。その影響も心配されます。現在も、24人の登山者が心肺停止の状態で取り残されています。30日は、火山活動が活発なことから頂上にたどり着けないまま、救助活動は打ち切られました。1日午前5時に長野県災害対策本部は会議を開き、午前6時すぎから救助活動を再開することを決めました。30日朝から活発になっていた火山性微動に一定の収束がみられるという気象庁の情報を受けたものです。1日は午前5時前から2km先の登山口に向かって約160人がこの5合目を通過していきました。救助隊は防塵(ぼうじん)マスクに加えて火山ガスの硫化水素に対応した防毒マスクを装備し、救助にあたることにしました。さらに空からも、30日は稼働しなかった大型ヘリ2機を使って180人余りを運ぶ予定です。

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