「何とか今日中に…」行方不明者の帰りを待つ家族は[2014/10/01 11:49]

 火山活動が活発化し、中断していた御嶽山の捜索が再開され、新たに心肺停止の7人が確認されました。御嶽山の東側にある木曽町役場では、行方不明者の帰りを待つ家族らが待機しています。

 (仁科賢人記者報告)
 待機所には、家族や関係者など約60人が集まっています。山頂の天気は2日から崩れそうなこともあり、家族には不安や焦りが募っています。
 行方不明者の親族:「現場の状況が全然分からないし、あしたぐらいから雨降ったり台風も近付いているので、そうなると分からなくなっちゃうと思う」
 1日朝からは、待機所だけでなく、家族たちが寝泊まりする公民館などにも直接、捜索活動の情報が伝えられることになりました。御嶽山の噴火から5日目を迎え、家族に疲れが見られることから体調に考慮したということです。施設には弁当や水が届けられ、ほとんどの家族が建物の中で待機しています。災害対策本部のまとめによりますと、午前10時半現在、安否確認ができない人は46人いるということです。警察から個別に連絡を受けた家族は町内にある小学校の跡地に移動し、搬送された人の身元を確認することになっています。

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