赤ちゃんに保湿剤で「アトピー」のリスク低下[2014/10/01 16:49]

 国立成育医療センターは、赤ちゃんに保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上低下するという研究結果を発表しました。

 国立成育医療研究センターによりますと、生後1週間以内から32週間、毎日、赤ちゃんの全身に保湿剤を塗った場合、塗っていない場合より3割以上、アトピー性皮膚炎を発症するリスクが低下したことが分かりました。臨床研究は3年間で118人の新生児を対象に行われ、保湿剤は一般に市販されているものが使用されました。皮膚を乾燥させないことで、外部から抗原が入ることを防ぐことができるということです。こうした臨床研究は世界で初めてで、今後、保湿剤を塗る期間やどのような保湿剤がアトピー予防に優れているのかなど、より大規模な研究を行うとしています。

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