御嶽山噴火死者47人 1000人態勢での捜索続く[2014/10/02 05:50]

 戦後最悪の火山活動による被害となった御嶽山では、行方不明の人を捜すため、1日と同じ1000人態勢で捜索活動が続きます。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 御嶽山の5合目、長野県王滝村のスキー場です。2日朝の噴煙の様子ですが、東側に進んでいます。ただ、5日前の噴火発生時に比べると規模が小さくなった印象を受けるようになりました。2日の捜索はまもなく、後方支援を含めて1000人態勢で始まります。地上からの捜索は南東側から頂上に向かうこの王滝口から100人、山の東側からアプローチする黒沢口から120人余りが山に入ります。2日ぶりの実質的な捜索となった1日は、心肺停止の35人が搬送され、その後、死亡が確認されました。これで死者は47人となり、火山活動による被害としては戦後最悪となりました。2日の捜索は、これまでの「発見した人の搬送」から「行方不明者の捜索」に主な目的がシフトします。行方不明者については、情報の取りまとめが進んでいない現状もあります。午後からこの一帯は雨の予報です。まとまった雨が降れば、降り積もった灰が重くなり、捜索が難しくなるほか、土石流など二次災害の恐れも懸念されています。どれだけ捜索が進むか天候にも左右されそうです。

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