火山灰、雪のように深く 捜索は困難極める 御嶽山[2014/10/02 16:34]

 2日の捜索活動は、ヘリコプターで直接、山頂に186人が入り、徒歩と合わせて約400人の捜索隊が35人の方々を新たに搬送しました。活動は困難を極めました。捜索隊は横1列に並び、火山灰の中を捜索、取り残された人を捜し出すとヘリが離発着できる場所まで担架で1人ずつ運んでいきました。救助にあたった長野県警によりますと、山頂付近は深いところで灰が4、50cmほど雪のように積もっていて、登山道も分からない状態だということです。また、なかには岩に挟まれている方もいて、削岩機を使う場合もありました。2日の捜索は天候不順のため、ヘリで空から捜索隊を投入することができず、すべて徒歩となりました。王滝口から87人、黒沢口から145人、後方支援に826人と、1000人ほどの態勢で始まりましたが、山頂付近に雨が降り始め、土石流の危険性があるため昼前に捜索は中止されました。

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