雨できょうの捜索中止に 噴火から7日目の御嶽山[2014/10/03 05:50]

 噴火から7日目、これまでに47人の死亡が確認された御嶽山では、雨のため3日の捜索活動が中止となりました。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 王滝村八海山地区のスキー場です。こちらからは御嶽山は全く望むことができません。パラパラと雨が降り続いています。ここの標高は1600mを超えていて、視界も200m先ぐらいまでしか見ることができない状況です。長野県災害対策本部は午前5時、3日の捜索をすべて中止すると発表しました。3日は王滝口を含む2カ所から登山道に入る予定でした。午前5時から消防隊員などが捜索の準備をしていましたが、中止が決まるとすぐに5合目を引き上げていきました。御嶽山の噴火では、これまでに47人が死亡し、全員の身元が確認されています。2日は安否が分からない人の発見に至らぬまま、昼前から雨が降って捜索が打ち切られていました。災害対策本部の基準では、現場で雨が降っている場合、すぐに退避をすることになっています。問題は雨が降った後、いつ再開できるかです。災害対策本部は、雨がやんだ後、活動を再開する基準を検討している段階です。

こちらも読まれています