不明者16名、取り残されている可能性… 長野県発表[2014/10/03 11:46]

 御嶽山での捜索活動は、雨の影響で3日も中止となりました。国土交通省は、24時間で360mmを超える大雨に見舞われた場合、湯川など3つの川で土石流が発生するというシミュレーション結果を発表しました。こうしたなか、すでに設置されている3つのカメラに加えて、新たに5つのカメラを増設するなど警戒を強めています。

 捜索は、2日と同じ約1000人態勢の予定でしたが、雨のため3日午前5時前に中止が決まりました。長野県の災害対策本部は午前10時半に会見を開き、16人の行方不明者が残されていると発表しました。長野県はこれまで、行方不明者の数を精査していて、公表したのはこれが初めてです。警察に集まった情報や登山届の状況、パーティーへの聞き取りなどをもとに慎重に判断するため時間が掛かったとしています。行方不明者の名前については、家族の意向もあり、公開を見合わせたということです。御嶽山の噴火では、これまでに47人の死亡が確認されています。残る行方不明者の捜索は、気象庁の情報をもとに天気の状況を見極めながら再開されることになります。

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