御嶽山の捜索活動 粘土状の火山灰で捜索難航[2014/10/04 11:46]

 御嶽山の噴火から4日で1週間です。捜索隊は、4日から新たな機材を持ち込んで不明者を捜しています。御嶽山の5合目から報告です。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 御嶽山の南東5km、長野県王滝村のスキー場です。御嶽山の姿は30分ほど前まで見えていましたが、また雲で見えなくなってしまいました。雨のやんだ朝の捜索活動では、様々な対策が講じられています。頂上付近には自衛隊と警察が金属探知機を持ち込み、残された16人の捜索にあたっています。ただ、自衛隊の広報担当者によりますと、火山灰に雨が降り、一帯は田んぼのような状態だそうです。そのため、大型ヘリコプターが着陸できそうになく、ヘリで投入される予定だった人員を中型ヘリでの輸送に切り替えたり、地上からの捜索に回しました。ふもとのヘリポートに着陸した自衛隊のヘリコプターに付いていた火山灰を見てみますと、かなりドロドロとした粘土状態で固くなっています。これがひざの辺りの深さまであるということで、現場の過酷な状況がよく分かります。5日と6日は台風18号が接近する予報のため、4日の捜索がどこまで進められるか、正念場を迎えています。

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