御嶽山噴火から1週間 不明者家族が不安や焦り[2014/10/04 11:48]

 御嶽山の噴火から4日で1週間です。ふもとの町の待機所では、不明者の情報を待つ家族ら10人が一夜を明かしました。木曽町役場から報告です。

 (仁科賢人記者報告)
 4日午前現在、長野県木曽町にある公民館など、2つの施設で約10人が連絡を待っています。このうち3日に約10人が寝泊まりしている公民館には、4日午前9時半ごろに医療関係者が訪れました。待機している人たちの体調チェックや心のケアにあたったということです。3日は、待機所での生活が続いたことで「血圧の値が不安だ」という相談も寄せられたということです。その後は、警察が建物に入りました。現地の対策本部とやり取りをしながら、捜索活動の最新情報を家族たちに伝えています。この他に建物の出入りはほとんどなく、皆さん、建物の中で情報を待つという生活が続いています。時折、建物の外に姿を見せる人がいるものの、言葉はなく、心身ともに疲れているという印象を受けました。噴火から1週間経ったことを受け、木曽町の町長が取材に応じ、「町としては、捜索活動は自衛隊や警察に一任し、連絡を待つ家族のサポートにあたっていきたい」と話していました。

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