噴火1週間 心肺停止で新たに4人発見 うち1人死亡[2014/10/04 17:36]

 台風18号は、噴火から1週間を迎えた御嶽山にも影響を与えそうです。5日から雨が降り出し、6日にかけて雨量は最大260mmとなる見込みで、捜索が中止される恐れもあります。2日ぶりに捜索が行われた4日は、新たに山頂付近で4人が心肺停止の状態で見つかり、このうち1人の死亡が確認されました。

 先月27日に御嶽山が噴火してからちょうど1週間の4日、噴火が起きた午前11時52分にふもとの木曽町役場や捜索隊の待機所で犠牲者に黙祷(もくとう)が捧げられました。3日は雨で全く捜索ができませんでしたが、4日は2日ぶりに捜索隊約930人が山頂付近に入り、残る16人の行方不明者を捜しました。その結果、午後3時20分までに4人が心肺停止の状態で発見されました。いずれも登山道から外れた急斜面で火山灰に埋もれていたとみられ、ヘリコプターや捜索隊の担架で搬送されました。1人の死亡が確認され、噴火による死者は48人になりました。日没が近付き、これまでに多くの捜索隊員が下山しています。

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