噴火1週間 ぬかるみで難航 約930人が必死の捜索[2014/10/04 17:38]

 2日ぶりに捜索が行われた4日は、新たに山頂付近で4人が心肺停止の状態で見つかり、このうち1人の死亡が確認されました。御嶽山上空から報告です。

 (竹田基起アナウンサー報告)
 御嶽山が夕日に照らされています。日に日に日没の時間が早まり、秋の深まりを感じさせます。すでに山頂付近に捜索隊の姿はありません。捜索活動は4日の午前中から再開され、約930人態勢での大規模な捜索活動となりました。ただ、3日までの雨の影響で降り積もった火山灰はひどくぬかるんでいたため、それが捜索隊の足取りをゆっくりなものにしていました。時折、足を滑らせる隊員の姿もあり、一歩ずつ踏みしめながらの歩行になっていました。そんななかでも必死の捜索が続けられ、残っている足跡はかなり広範囲にわたっています。そして、山頂から続く「八丁ダルミ」と呼ばれる尾根にあるモニュメントのそばには、青いビニールシートが残されていました。この八丁ダルミでも登山者とみられる人が発見され、4日は合わせて4人の発見に至りました。ヘリコプターで運び出される瞬間、さらにはビニールシートに包まれた登山者とみられる人を徒歩で運んでいる隊員の姿も目にしました。

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