噴火1週間 金属探知機使い捜索 二次災害の危険も[2014/10/04 17:40]

 2日ぶりに捜索が行われた4日は、新たに山頂付近で4人が心肺停止の状態で見つかり、このうち1人の死亡が確認されました。捜索の拠点となっている御嶽山の5合目付近から報告です。

 (山岡秀喜アナウンサー報告)
 4日の活動を終えた地上からの捜索隊は午後6時ごろ、5合目に下りてくるとみられます。一方で、ヘリで戻った隊員の足には、雨でぬかるんだ火山灰が付いていました。
 下山した捜索隊員:「火山灰が雨で濡れて泥になって、ぬかるんだ田んぼのような状態。深いとこだと、ひざの手前ぐらいまで」「目に見える数百m先に至るまでに、かなり労力、体力を消耗する」
 4日は心肺停止の状態で見つかった4人のうち1人はヘリで、3人は登山道を使って搬送されました。現場では、灰に埋もれた人を捜すため、初めて自衛隊と警察の金属探知機が使われました。一方、障害物を取り除いたり足場を踏み固めたりする自衛隊の資材運搬車を大型ヘリで運ぶ計画でしたが、ぬかるみでヘリコプターの運用が難しく見送られました。台風の接近で5日と6日に予想される天候不順は捜索を長期化させるとともに、二次災害を引き起こす可能性もあります。

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