23区の路上生活者が10%減 過去最少に[2014/10/14 20:36]

 東京23区で暮らす路上生活者、いわゆるホームレスの数が、高齢化の進行などで去年より1割減って、統計開始から最少を更新したことが分かりました。

 東京都が今年8月に行った調査によりますと、東京23区のホームレスの人は1508人で、去年の同じ時期に比べて10.1%減りました。これは、ピークだった10年前、2004年の6294人の約4分の1で、現在の方式で統計を取り始めて以降では最少を更新しました。暮らしている場所で見ると、河川が700人、公園が505人、道路が213人などとなっていて、特に公園や道路で減少しています。東京都はホームレスの人が高齢化していることに加えて、自立支援センターなど施設に入所するケースが増えてきているためではないかとみています。

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