台風の影響で最高値の放射性物質検出 福島第一原発[2014/10/15 00:05]

 福島第一原発の海側にある観測用の井戸で、過去最高値の放射性物質が検出されました。東京電力は先週、東日本を直撃した台風18号の影響などと説明しています。

 2号機の海側にある立坑(トレンチ)付近の観測用井戸で、13日に採取した水を分析したところ、セシウム137やマンガン54など、4つの放射性物質で過去最高値を検出しました。東電によりますと、井戸の周辺には原発事故の直後に高濃度汚染水が漏れ出た配管があるということです。このことから東電は、地中に残留していた放射性物質が、台風18号で流入した雨水などで浮き出た可能性があると説明しています。また、海際で地下水をくみ上げているため、新たな汚染水が海に流出することはないとしています。

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