昭和天皇実録に“ミス”陛下が指摘 報道でお気付き[2014/10/23 17:00]

 「昭和天皇実録」の誤りを天皇陛下が指摘されました。

 昭和天皇実録の1960年7月1日の記述では、東宮御所を訪れた昭和天皇が、美智子さまと生まれたばかりの皇太子さまのご様子を見て、「山百合の花咲く庭にいとし子を車にのせてその母はゆく」と歌を詠んだとしています。宮内庁によりますと、天皇陛下は、公開された実録に関する報道を見て、この歌の記述について「那須の御用邸における情景を詠んだものではないか」と指摘されました。宮内庁が確認したところ、正しくは、昭和天皇が同じ年の8月に那須御用邸で静養中に詠んだ歌であることが分かったということです。宮内庁の風岡典之長官は、「十分な検討も行わずに誤った記載をしてしまった」として謝罪しました。

こちらも読まれています