エボラ熱で未承認薬の使用許可 厚労省[2014/10/25 05:52]

 エボラ出血熱の患者が日本国内で発生した場合について、厚生労働省は、日本のメーカーが開発した未承認薬の使用を条件付きで認めることを決めました。

 厚労省の専門家会議で使用が認められたのは、富士フイルム傘下の製薬会社が開発した抗インフルエンザ薬の「アビガン」です。アビガンは、エボラ出血熱の治療薬としてはまだ承認されていませんが、薬の有効性が期待され、これまでにフランスやドイツなどで少なくとも4人の患者に投与されています。厚労省は使用の条件として、患者が薬の副作用や有効性に同意することなどを挙げています。アビガンは現在、国内に2万人分の備蓄があるということです。

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