小渕前大臣の関係先を捜索 今後の捜査の行方は[2014/10/30 11:46]

 小渕優子前経済産業大臣の関連政治団体の政治資金を巡る問題で、東京地検特捜部は30日朝、小渕前大臣の元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長の自宅など関係先の家宅捜索に入りました。元秘書の聴取や自宅の捜索を受けて、今後の捜査はどうなるのでしょうか。

 (社会部・原田悠生記者報告)
 折田前町長は、問題が発覚した当初から今回の事実関係を知るキーマンとみられていましたが、小渕前大臣が辞任した20日に突然、自らが「収支報告書の作成・提出の実質的な総責任者だった」として町長の辞職願を提出し、先週に正式に辞職しました。折田前町長はこれまで、「自分が総責任者で、代議士は何も知らない」「金を自分のために使ったことはない」などと説明していますが、調査委員会で調査を進めることなどを理由に明確な説明は避けてきています。また、政治団体の収支報告書に氏名が記載されている代表者や会計責任者らは「問題は把握していない。名義を貸しただけだ」などと話しています。特捜部は、押収した資料を分析するとともに今後も折田前町長から詳しく事情を聴き、実態解明を進めるものとみられます。

こちらも読まれています