ひかりの輪が公安調査庁を刑事告発 情報漏えいか[2014/11/17 21:02]

 オウム真理教の反主流派「ひかりの輪」は17日、公安調査庁の調査官が立ち入り検査の情報を元会員に事前に漏らしたことが国家公務員法違反にあたるとして東京地検に刑事告発しました。

 ひかりの輪によりますと、公安調査庁の調査官は元会員を飲食店や温泉に連れていき、代金を支払う見返りに内部情報を聞き出そうとしたほか、ひかりの輪の施設への立ち入り検査の日程を「絶対に秘密だ」と釘を刺したうえで元会員に教えたことがあったということです。上祐史浩代表は、こうした情報漏えいが公務員法違反にあたるとして東京地検に刑事告発し、「こうした違法、不正な調査活動が防止されることを強く望む」と述べました。公安調査庁は「告発の詳細について把握しておらず、コメントはできない」としています。ひかりの輪は7日、公安調査庁の不当な調査によって名誉を毀損されたとして、国に対して損害賠償を求める訴えを起こしたばかりです。

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