津波で被災の旅館 新たな避難路「絆の道」完成[2014/11/22 17:40]

 東日本大震災で被災した岩手県の旅館が津波に備え、新たな避難路を作りました。その名も「絆の道」です。

 釜石市の宝来館は津波によって建物の2階部分まで被災しましたが、従業員は避難路を使って裏山に逃げて全員、無事でした。しかし、これまでの避難路は勾配が急だったため、去年6月から県内外のボランティアとともに新たな避難路の整備を進めてきました。完成した絆の道は全長160mで、地元の木材を使い、高齢者や車椅子の人も安全に避難できるよう傾斜が緩やかになっています。
 宝来館女将・岩崎昭子さん:「全国、世界の人に来て頂くための安全な地域というのをアピールしたい」
 宝来館では、今後も避難路の範囲を広げることにしています。

こちらも読まれています