川内原発再稼働は春以降か 工事計画の提出遅れで[2014/11/27 17:39]

 早ければ年明けにも再稼働する見通しだった鹿児島県の川内原発について、九州電力は、最終的な工事計画の提出が遅れるとの見通しを明らかにしました。再稼働が来年春以降になる可能性が出てきました。

 鹿児島県の川内原発は、9月に新規制基準に合格した後、年内に工事計画の認可を原子力規制委員会から得て、年明けにも再稼働するとの見方が出ていました。しかし、先月に提出した工事計画について、規制委員会から修正が求められ、九州電力は、最終的な工事計画の提出が来月の中旬以降になるとの見通しを明らかにしました。このため、年内に認可を得るのは難しくなり、再稼働が春以降になる可能性が出てきました。再稼働のためにはこのほか、運転管理のルールを定めた「保安規定」の認可も必要で、その後、配管の漏れなどをチェックする「使用前検査」にも数カ月掛かるとされています。

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