“サンゴ密漁船”の数がゼロに 一斉摘発の影響か[2014/11/28 00:10]

 中国漁船によるサンゴ密漁問題で、海上保安庁が27日に上空から調査したところ、漁船が1隻もいなかったと発表しました。

 海上保安庁によりますと、小笠原諸島の周辺などに一時200隻以上いた中国漁船は、先週から急激に減り始め、27日には1隻も確認できなかったということです。中国漁船が監視が難しい夜間を狙って違法操業を行うなど、手口が悪質かつ巧妙化したことなどから、海上保安庁が取り締まりの方針を変更し、一斉摘発に踏み切った結果と分析しています。9月中旬から急増した中国漁船が周辺海域から姿を消したのは、これが初めてです。サンゴ密漁問題を巡っては、領海内での違法操業や海上保安庁による立入検査を拒否した疑いなどで、10月以降、中国人船長9人が逮捕されています。

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