RSウイルス感染者も急増 首都圏で過去最悪のペース[2014/11/28 11:46]

 インフルエンザとは別のRSウイルスの感染者も過去最悪のペースで急増しています。首都圏では報告数が今月の初めから300件以上も増えていて、多くが熱や咳(せき)などの軽い症状ですが、子どもやお年寄りは重症化しやすく、肺炎などを引き起こす場合があるなど症状はインフルエンザと似ていますが、このRSウイルスにはワクチンがありません。

 RSウイルスは、定期的に患者を報告している小児科の病院だけで、23日までの1週間に東京で382人、千葉で125人、埼玉で310人、神奈川で156人と首都圏で合わせて1000人近い患者が新たに感染しています。これは、去年の同じ時期と比べて5割以上多く、調査が開始された2003年以降で最多です。年齢別では、3歳までの子どもが9割を占めています。
 子どもを診察に連れてきた父親:「咳で何度も起きてしまう感じ。RSウイルスとか結構、はやっているので心配」
 厚生労働省は「生後3カ月以内の乳児の感染は特に注意が必要。おもちゃや手すりも消毒する方が好ましい」と注意を呼び掛けています。

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