首都圏でインフル流行始まる 7年ぶり11月から…[2014/11/29 17:38]

 インフルエンザの流行が早くも始まりました。東京都では、今月に入って感染者が急増しています。11月に流行が始まるのは7年ぶりです。そして、全国的に見てみますと、1都10県で流行が始まっています。こうしたなか、週明けからは寒さが本格化し、インフルエンザの感染の拡大が予想されます。

 厚生労働省によりますと、今月23日までの1週間で、流行入りの基準となる1医療機関あたりの患者数が「1人」を超えたのは1都10県で、なかでも岩手県が6.2で最も流行しています。首都圏でも東京都や神奈川県、埼玉県で流行が始まっています。例年、本格的な流行は1月から2月が多く、11月に流行入りするのは東京都では7年ぶりのことです。検出されたウイルスのほとんどは「A香港型」です。今月中旬から空気が乾燥したことで、のどなど粘膜の防御能力が低下してウイルスが感染しやすくなっている恐れがあります。
 気象予報士・荒木真理子さん:「来週は強烈な寒波が列島に押し寄せる見込みです。来月2日には全国的に冬本番の寒さとなりそうです。寒さと乾燥で、インフルエンザのさらなる拡大が懸念されます」

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