「死を受け入れられない」笹子トンネル事故で法要[2014/11/29 17:41]

 9人が死亡した山梨・笹子トンネルの事故からまもなく2年です。犠牲者の三回忌の法要で、遺族は「まだ死を受け入れられない」と胸の内を明かしました。

 石川友梨さん(当時28)はおととし12月、シェアハウスの友人4人と笹子トンネルで天井崩落事故に遭い、死亡しました。29日、地元の神奈川県横須賀市で行われた法要には、遺族や友人約50人が参列しました。
 友梨さんの父親・石川信一さん(65):「私たちはまだ、娘がこの世からいなくなったことを到底、信じられないです。娘たちの力を借りながら、再発防止がかなうように今後も努力していきたい」
 遺族らが提訴した裁判で、中日本高速道路側は「事故は予見できなかった」と主張しています。事故から2年となる来月2日には、トンネル内が交通規制され、追悼慰霊式が予定されています。

こちらも読まれています