オウム真理教への観察処分 公安庁は期間更新求める[2014/12/01 15:00]

 団体規制法に基づくオウム真理教への観察処分について、公安調査庁は、今後も無差別大量殺人に及ぶ危険性があるなどとして、公安審査委員会に期間を更新するよう請求しました。

 公安調査庁・寺脇一峰長官:「引き続き教団(オウム真理教)の活動状況を継続して明らかにする必要があることから、(観察処分の)期間更新の請求を行った」
 公安調査庁が団体規制法に基づいて行う観察処分は、3年ごとに公安審査委員会の審査を経て期間が更新されていて、来年1月末に5回目の期限を迎えます。公安調査庁によりますと、主流派の「Aleph」は、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚を絶対視する活動を鮮明にし、組織拡大を図っているということです。また、上祐史浩氏が代表の「ひかりの輪」は、麻原死刑囚の影響下から脱却したと装いながら教義を実践しているとして、観察処分の期間を更新するよう求めました。これを受け、ひかりの輪は「オウムの教義を広めておらず、麻原に従う団体ではない。更新請求の棄却を求める」とコメントしています。

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