拍手・怒号も飛び交うなか、仲井真知事県庁を後に…[2014/12/09 23:00]

 最後の登庁となった仲井真弘多知事。待ち受けていたのは、辺野古埋め立てに反対する市民らの怒号だった。「恥チラー」とは沖縄の方言で「恥知らず」を意味する。
 沖縄県・仲井真弘多知事:「道半ば感が非常に強くて。やはり普天間の問題というのは早急に解決、現実的に解を求めて、それを実行するという時期に当然のこととして入っていると思いますので。ノーと言うだけでは、ことは進みませんから」
 仲井真知事は先月の知事選で、移設反対の翁長雄志氏に約10万票の大差で敗れた。一方で、退任のわずか4日前に埋め立て工事の変更申請を承認。市民らはこの土壇場での承認に抗議をするため集まっていた。
 沖縄県・仲井真弘多知事:「夜中の12時まで私が知事で、あらゆる責任は無論、負っていますから、残り一日であろうと別に変わりないと思いますよ」
 ロビーでは離任式の準備も進んでいたが、混乱を避けるためか、別の場所で行われた。県職員の拍手と市民の抗議の声が入り交じるなか、仲井真知事は県庁を後にした。

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