作業員の被ばく線量引き上げ検討へ 規制委[2014/12/11 05:55]

 原子力規制委員会は、原発で重大事故などが起きた場合、作業員の被ばく線量の上限を現在の100ミリシーベルトから250ミリシーベルトを軸に引き上げる方向で検討を始めました。

 緊急時における作業員の被ばく線量の上限は100ミリシーベルトとされていますが、福島第一原発の事故では特例として急きょ、250ミリシーベルトに引き上げられました。原子力規制委員会の田中委員長は国際的な基準の中間がおおむね250ミリシーベルトだとの認識を示し、規制委員会は今後、この数字を軸に上限の引き上げを検討していく方針です。一方で、被ばくする作業員に対し、作業を継続するかどうか意思を確認する方法についても慎重に検討するとしています。

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