覚醒剤密輸急増の羽田空港でキャンペーン[2014/12/12 20:14]

 2011年の本格的な国際化以降、羽田空港で覚醒剤密輸の摘発が急増しています。海外への往来が盛んになる年末年始を迎え、東京税関と警視庁が密輸防止を呼び掛けました。

 東京税関は12日、警視庁と合同で「密輸防止キャンペーン」を行い、羽田空港国際線ターミナルの利用客にチラシを配布するなどし、薬物犯罪に関わらないよう注意を呼び掛けました。東京税関が去年、摘発した覚醒剤のうち12%にあたる約47kgが羽田空港に密輸されたもので、空港が国際化された2011年と比べると4倍に急増しているということです。なかには、海外で荷物を預かり、知らないうちに麻薬の運び役になるといった状況も確認されています。東京税関は19日まで「年末特別警戒」として、貨物検査を行う職員の数を増やすなど取り締まりを強化しています。

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