「汚染水抜き取りに一定のめど」規制委・田中委員長[2014/12/13 10:55]

 福島第一原発を視察した原子力規制委員会の田中俊一委員長は、地下トンネルにたまった大量の汚染水の抜き取り作業にめどが立ったという見解を示しました。

 田中委員長が福島第一原発を訪れるのは就任以来、2度目です。増え続ける汚染水への対応が問題となっているなか、東京電力は先月から、特殊なセメントを流して、汚染水を抜き取りながら「トレンチ」と呼ばれる「地下トンネル」を埋める作業を進めています。田中委員長はこの作業を視察したうえで、汚染水の抜き取りに一定のめどがついたとする見解を示しました。また今後、放射性物質の除去装置による処理を経て、国の基準値以下になった汚染水は、周辺住民の理解を得たうえで、海に放出することはやむを得ないというこれまでの考えを改めて示しました。

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