政府事故調調書公開 津波対策検討するとクビと…(2014/12/26 08:00)

 政府は、福島第一原発の事故調査委員会の調書127人分を新たに公開しました。震災前に当時の規制当局の原子力安全・保安院で、巨大津波対策を検討しようとしたところ、複数の幹部にとがめられたと証言されていることが分かりました。

 25日、政府が新たに公開した調書によりますと、2010年ごろ、当時、保安院・耐震安全審査室の小林室長が、過去に福島で起きた巨大な貞観(じょうがん)地震の危険性を検討し、新たな津波対策を提案しました。これに対し、保安院の複数の幹部から「余計なことを言うな」「あまり関わるとクビになるよ」と言われたと証言していることが分かりました。その後、保安院で本格的な検討を行う前に東日本大震災が発生しました。調書の公開は、9月に福島第一原発の吉田元所長の調書などが公開されたのに続いて3回目になります。これで合わせて202人分が公開されましたが、震災当時の東電の会長や社長などの調書は公開されていません。

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