幕末の思想家祀った神社の社殿全焼 放火の可能性[2014/12/31 11:55]

 群馬県太田市で、神社の社殿が全焼する火事がありました。幕末の思想家をまつった歴史的な神社で、警察は、放火の可能性があるとみて調べています。

 30日午後8時ごろ、太田市の高山神社で「社殿が燃えている」と宮司から119番通報がありました。火は約4時間後に消し止められましたが、本殿と拝殿、約250m2が全焼しました。出火当時、宮司の家族4人は本殿から離れた敷地内の掃除をしていて、けがはありませんでした。建物に火の気がなかったことから、警察は何者かが放火した可能性があるとみています。高山神社は、幕末の尊皇攘夷(そんのうじょうい)の志士らに影響を与えた思想家がまつられていて、約140年の歴史があるということです。また、10月には、1km程離れた新田神社でも建物が全焼する火事があり、警察が関連を調べています。

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