ユニクロがNGO指摘の“過酷労働”改善へ[2015/01/16 00:05]

 ユニクロの商品を製造する中国の下請け工場について、NGOが長時間労働などの過酷な労働環境を指摘した問題で、ユニクロを展開するファーストリテイリングは改善計画を明らかにしました。

 香港を拠点とするNGO団体などは、ユニクロの商品を製造する中国の2つの工場を調査した結果、時間外労働が月に平均110時間を超えることや、エアコンがなく、夏には室内が38度以上となるなど過酷な労働環境であると指摘しました。また、8分遅刻すると、2時間分の給料が差し引かれるなどの罰金制度もあったということです。報告を受けて、ファーストリテイリングは「工場に対し、指摘された問題点を早急に是正するよう強く要請するとともに、改善の実現に全面的に協力する」として、労働時間の削減や工場内の労働環境の改善などの計画を明らかにしました。

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