運動の機会減少か…福島の子ども3年連続肥満傾向[2015/01/24 10:55]

 原発事故が起きた福島県では、3年連続で子どもの肥満傾向が続いていることが文部科学省の調査で分かりました。

 文科省が今年度、全国の5歳から17歳の男女約70万人を対象に発育状態を調査した結果、体重が標準よりも20%以上重い子どもの割合「肥満傾向率」は、6つの年齢層で福島県が全国で最も高くなりました。福島県では、東日本大震災以降の調査で3年連続で肥満傾向率が高い状況が続いていて、原発事故の後、子どもが屋外で遊んだり運動したりする機会が減っていることが影響しているとみられています。福島県は「休み時間に運動をさせるなど改善策を実施しているが、大きな効果は得られていない」としています。

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