拉致被害者・蓮池薫さん「打開策を考えて」[2015/01/24 17:50]

 拉致被害者の蓮池薫さんが横浜市で講演し、膠着(こうちゃく)状態にある日朝関係について「日本側も経済支援などのカードを出して、早期に打開を図るべきだ」と政府に求めました。

 拉致被害者・蓮池薫さん:「日本政府は打開策を真剣に考えて、北朝鮮をこちらに向かせて、完全解決を条件に(経済支援などの)日本側のカードを積極的に出してほしい。今年が正念場だと思っている」
 横浜市の主催で行われた講演会には、市民ら約250人が集まりました。蓮池さんは膠着状態にある日朝関係について触れ、「厳しい状況だからといって、そのままやり過ごすことがないようにしてほしい」と日本政府に注文を付けました。また、拉致問題の解決は「被害者が日本に戻って生きることではなく、奪われた夢を取り戻すことだ」と述べ、そのためにもできるだけ早く被害者を救出する必要があるという認識を示しました。

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