「あしき先例に」 “旅券返納”でカメラマンが会見[2015/02/12 11:54]

 シリアに渡航しようとして外務省からパスポートを返納させられたフリーカメラマンの杉本祐一さんが東京都内で会見を開き、「あしき先例になることを危惧(きぐ)している」と話しました。

 フリーカメラマン・杉本祐一氏:「私の事例があしき先例になり、他の報道関係者まで強制返納を命じられ、報道の自由、取材の自由を奪われることを危惧している」
 杉本さんは今月初め、地元メディアの取材に対して、「シリアに渡航する計画がある」と話していました。これを受けて、外務省は渡航自粛を要請しましたが、杉本さんが応じなかったため、旅券法に基づき、強制的にパスポートを返納させていました。杉本さんは、渡航の計画を取材に対して細かく話したのは、以前から付き合いがあり、信頼しているメディアだったからとしています。

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