岩手県の津波注意報は解除 東北地方で震度4[2015/02/17 10:32]

 17日午前8時6分ごろ、東北地方で震度4の地震がありました。岩手県の沿岸部には津波注意報が出され、宮古市などでは実際に津波が観測されましたが、津波注意報は午前10時20分にすべて解除されました。

 気象庁によりますと、午前9時7分に岩手県久慈で20cmの津波を観測しました。気象庁は午前10時前に会見を開き、今回の地震は4年前の東日本大震災の余震だと分析しています。これまでに震度1以上の余震は観測されていませんが、今後1週間程度は最大震度3程度の地震に警戒が必要だということです。今回の地震と津波注意報を受けた各自治体の対応です。久慈市と大槌町は避難指示を出しました。また、釜石市、大船渡市、陸前高田市、山田町、岩泉町は避難勧告を出しています。久慈市では小学生189人が避難しています。大槌町では100人以上が高台に避難しているということです。この地震で、青森県五戸町や青森南部町、盛岡市や宮古市などの岩手県を中心に広い範囲で震度4の揺れが観測されました。東北電力や東京電力によりますと、今のところ、原子力発電所に異常はないということです。

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