最高裁判事に大谷直人氏「一つひとつ誠実に」[2015/02/17 22:18]

 最高裁の判事に17日に就任した大谷直人氏(62)が会見で、「一つひとつの事件に誠実に取り組んでいきたい」と抱負を語りました。

 大谷直人氏:「気負うことなく、しかし同時に心を傾けて一つひとつの事件に誠実に取り組んでいきたいと思います」
 大谷氏の最高裁判事就任は、白木勇判事が14日付で定年退官したことに伴うものです。導入から5年が経った裁判員裁判については「全体としてみれば、国民の感覚は反映されていると思っている」としながらも、「長い物差しで考えるべき大事業」として、腰を据えた検証が必要だという認識を示しました。大谷氏は、1975年に東京大学法学部を卒業後、東京高裁や東京地裁などの判事を経て、最高裁の事務総長や大阪高裁の長官を務めました。

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