福島第一原発 排水路付け替え工事に1年掛かる[2015/03/04 22:22]

 福島第一原発で比較的高い濃度の汚染水が排水路から海に流れ出ていた問題で、東京電力は、排水路の出口を港湾内に付け替えるのに1年程度掛かるという考えを示しました。

 この問題は、2号機の建屋の屋上に雨が降るたびに比較的高い濃度の汚染水がたまり、排水路を通じて海に直接流れていたものです。東京電力はこれまで対策の一つとして、排水路の出口を港湾内に付け替えることを明らかにしていました。港湾内にはモニタリングポイントが多いため、濃度を詳しく計測することが可能で、管理しやすくなるとしています。4日の規制委員会の検討会で東京電力は、まず応急措置として来月上旬までにポンプ8台を設置し、排水路から水をくみ上げて港湾内に流すことを始め、来年度中に本格的な配管の付け替え工事を終える考えを示しました。また、排水路の出口の濃度を毎日、測定して公表する方針も示しました。

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