周辺地下水の放射能濃度30倍に 福島「汚染水漏れ」[2015/03/12 14:59]

 福島第一原発のタンクの周りで地中に汚染水が漏れ出た問題で、近くの地下水の放射能濃度が30倍に上昇していることが分かりました。

 福島第一原発で汚染水をためているH4タンクエリアでは、9日までに周りを囲んでいる堰(せき)の内側にたまっていた放射性物質に汚染された雨水、約750tが地中にしみ込むトラブルがありました。その後、東京電力が調べたところ、堰の外側にある観測用井戸の水から11日、ベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり1万1000ベクレル検出されました。同じ井戸での2日前の数値と比べると約30倍に上昇しています。東電は、地中にしみ込んだ汚染された雨水が影響している可能性があるとみて、井戸の監視を強化するということです。

こちらも読まれています