自殺者、前年より約2000人減少 その内訳は?[2015/03/12 15:34]

 去年1年間の自殺者の数が前の年と比べて2000人近く減少したことが警察庁などのまとめで分かりました。経済的な問題を苦にした30代から60代の男性の自殺が大きく減っています。

 警察庁などによりますと、去年1年間に自殺した人は、前の年に比べて約1900人少ない2万5427人となり、5年連続で減少しました。特に減っているのは経済的な問題を苦にした男性の自殺で、30代から60代のいずれの年代でも10%以上減っています。内閣府は、景気の回復が自殺者の減少につながっていると分析しています。都道府県別では、大阪府が192人、東京都が186人の減少と、大都市の自殺者が大きく減っています。また、東日本大震災に関連する自殺者は前の年よりも16人少ない22人で、このうち15人が福島県の自殺者でした。

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