JR石巻線が全線開通 4年ぶり 宮城・女川町[2015/03/21 11:48]

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県の女川町。JR石巻線が4年ぶりに全線で開通し、津波で流された駅舎は新しくなって営業が再開されました。

 真新しい女川駅。震災前より7m土地をかさ上げした場所に再建されました。JR石巻線は津波で駅舎や線路が流され、女川駅と浦宿駅の間、約2.3kmが不通となっていました。震災から4年、待ちに待った鉄路の復活です。
 女川町の高校生:「うれしいです。便利になるので。色んな人が来て良いと思います」
 東京から来た人:「電車が通って、ようやく『被災地』という看板が取れる一歩、きっかけになるのでは」
 被災して不通となった宮城県内のJR在来線では初めての全線再開です。また、この運行再開に合わせ、須田善明町長は「復興まちびらき」を宣言しました。駅周辺には商店街などが建設されて新たな市街地となる予定ですが、現在はまだ更地です。震災前と比べて人口が3割も減った女川町。町の再生は動き始めたばかりです。

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