「VXで人が死ぬ危険の認識ない」オウム高橋被告[2015/03/25 11:54]

 オウム真理教の高橋克也被告(56)の裁判で、VX事件に関して、高橋被告が「人が死ぬ危険がある毒物という認識はなかった」と話しました。

 25日の被告人質問では、猛毒のVXを掛けられて2人が死傷した事件について検察側からの質問が行われています。高橋被告はこの事件で、実行犯の補佐を務めています。VXの危険性の認識について、高橋被告は「ある種の毒物との説明を受けた」「気分は悪くなるくらいはあるのかなと思った」と話しました。また、「皮膚に一滴でも付くと死ぬ危険のある毒物だと思ったか」との質問に対しては、「そのような説明はなかったと思います」と答えました。他にも当時の状況などの質問が続いていますが、「覚えていない」「はっきりしない」と答える場面が繰り返されています。

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