サルで効果確認 エボラ出血熱に新ワクチン開発成功[2015/03/27 11:57]

 東京大学などの研究チームが、西アフリカで流行が続くエボラ出血熱の新たなワクチンの開発に成功しました。

 東京大学の河岡義裕教授などの研究チームによりますと、新型ワクチンは、遺伝子の一部を操作して増殖できないようにした変異型のエボラウイルスから作製しました。これに過酸化水素水を加えて毒性をなくしたため、臨床試験中の他のワクチンよりも安全性が高いとしています。このワクチンをサルに2回接種したところ、その後、致死量のエボラウイルスに感染させても発症せず、効果を確認できたということです。研究チームは「早期の実用化に向けて、臨床試験を進めたい」としています。

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