翁長知事 審査の“公平性”疑問視 辺野古移設で[2015/03/31 00:05]

 沖縄県辺野古での作業停止を指示した沖縄県の翁長知事は、林農林水産大臣がこの指示の効力停止を決定したことに対し、「審査が公平公正に行われたのか理解できない」と述べました。

 沖縄県・翁長雄志知事:「行政不服審査法の立法の経緯からすれば、国、ここでは沖縄防衛局ですが、国が申し立てをし、同じ国、農林水産省が審査するという対応は、審査が公平公正に行われたのか理解できず残念であります」
 翁長知事は今月23日、辺野古の海での作業停止を沖縄防衛局長に指示しました。しかし、沖縄防衛局はこれを不服として、水産資源保護法を所管する農林水産大臣に指示の執行停止を求めていました。一方、辺野古では30日も海上での作業が続けられています。作業の停止指示に従わなければ岩礁破砕許可の取り消しも視野にあるとしていた翁長知事は、今後、専門家と相談して対応するとしています。

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