腹腔鏡手術後に相次ぎ死亡 手術法など問題点指摘[2015/03/31 05:51]

 千葉県がんセンターで、腹腔鏡(ふくくうきょう)手術を受けた患者が相次いで死亡したことを受け、第三者委員会は、手術方法などに問題があったとする報告書案を公表しました。

 第三者検証委員会の会見:「(医師らに)新しい手術法を実施する場合の手続きに関する知識、認識が十分でなかった」
 第三者委員会がまとめた報告書案では、手術後に死亡した57歳から86歳の男女11人の患者のうち少なくとも7人について、「難易度が高い手術にもかかわらず、安全性などを確認する倫理審査をしていなかった」としました。また、10人の手術で「腹腔鏡で手術をするという判断に問題があった」「医師の技量不足だった」などの問題点を指摘しました。がんセンターの病院長らは会見で、患者や遺族らに謝罪したうえで「がんセンター内の改革に取り組む」と述べました。

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