警視庁 ストーカー・DVの対策強化で組織改編[2015/04/01 18:47]

 ストーカー行為や家庭内暴力などに一元的に対処するため、警視庁は、捜査1課長を経験したベテラン捜査員をトップに据える組織改編を実施しました。

 警視庁によりますと、都内の去年1年間のストーカー行為や家庭内暴力などの相談件数は約6300件でした。これは、おととしの1.5倍の件数で、検挙件数も約3倍に増えました。警視庁はこうした問題を一元的に対処する「人身安全関連総合対策本部」について組織改編を行い、凶悪事件の捜査指揮も経験した元捜査1課長を幹部として配置しました。また、女性や子どもへの性犯罪に対応する通称「さくらポリス」をこの本部に組み入れるなど態勢を強化しました。高綱直良警視総監は「児童相談所や学校など関係機関とも連携し、安全確保に全力を尽くしてもらいたい」としています。

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