「助けて」砂浜のイルカ150頭 間に合うか救助作業[2015/04/10 11:50]

 茨城県鉾田市の海岸に150頭以上のイルカが打ち上げられました。現在、市の職員らによって救助作業が行われています。

 (社会部・前山裕一記者報告)
 鉾田市の海岸には、長距離にわたって大量のイルカが打ち上げられました。まだ、動いている生きているイルカも多く、呼吸をしたり、ひれを動かしたりしています。今、地元の人や水族館の職員らが、水をかけたり必死にイルカを助ける作業を行っています。私も地元の人たちとイルカを海に運びましたが、イルカ1頭に対して大人7人から8人でやっと運べる重さでした。しかし、海に戻しても、衰弱しているせいで、すぐに砂浜に戻ってきてしまう状況でした。
 近所の人:「水をかけないと、死んじゃうから。すぐバケツとタオルと全部持ってきた。可愛そうだから、水かけないと。鳴いてるのイルカ」
 10日午前6時ごろ、鉾田市の海岸に150頭以上のイルカが約4kmにわたって打ち上げられているのが見つかりました。大洗水族館によりますと、打ち上げられているのは主に「カズハゴンドウ」で、付近の海を餌場(えさば)にしています。毎年、数頭が打ち上げられますが、100頭を超えるのは、これまでに見たことがないということです。鉾田市は元気なイルカを鹿島港まで移した後、海上保安庁の船で沖合まで運ぶことにしています。

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