男子生徒“スカート着用も”性同一性障害対策を指示[2015/04/30 11:55]

 自分の性別に違和感を持つ性同一性障害の児童・生徒について、文部科学省が初めて具体的な対策を指示しました。

 これは、全国で少なくとも600人余りの児童・生徒が性同一性障害とみられることが分かり、文科省が小中学校や高校などに向け、具体的な対策を指示したものです。性同一性障害の場合、性別通りの服装などに抵抗があるため、例えば男子生徒がスカートをはくことや着替えの際に皆とは別に保健室の利用を認めるなど、具体的な対応策が挙げられています。また、専門の医師などを交え、学校の内外で組織的に対応する体制が重要だとしています。文科省の担当者は「教師が気付かずに揶揄(やゆ)しているケースもあり、まずは適切な理解を浸透させたい」と話しています。

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