“無期懲役” オウム・高橋被告に判決 東京地裁[2015/04/30 13:39]

 地下鉄サリン事件などで殺人などの罪に問われたオウム真理教の高橋克也被告に対し、東京地裁は無期懲役の判決を言い渡しました。

 (社会部・真鍋由記者報告)
 東京地裁は30日午後1時半に、高橋被告に検察側の求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。判決の瞬間、高橋被告は真っすぐ前を見て、裁判長の言葉を聞いていました。現在は、裁判長から無期懲役を言い渡した理由について説明が行われています。黒のスーツに青のネクタイで入廷した高橋被告は、表情を変えることなく席に着き、証言台に立つ前には被害者の家族に一礼しました。高橋被告は、地下鉄サリン事件など4つの事件で殺人などの罪に問われました。「まかれるものがサリンだとは知らなかった」などと無罪を主張し、他の事件でも起訴内容の一部を否認していました。地下鉄サリン事件では、実行犯の送迎役はいずれも無期懲役以上の判決が確定しています。検察側は「計画は十分に認識していた」と主張していて、東京地裁はこうした主張を採用したものとみられます。

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